瀬川 祥子(ヴァイオリン)
4歳でヴァイオリンを始める。桐朋学園女子高校学校音楽科を経てモスクワ音楽院、パリ国立高等音楽院第三課 程、ベルリン芸術大学他で学ぶ。第32回毎日学生音楽コンクール小学生の部全国第1位、ヴィオッティ国際コンク ール最高位など国内外のコンクールで受賞する。
これまでにモスクワ・フィル、メキシコ州立管弦楽団、東京交響楽団、読売交響楽団等との共演や東京の夏音楽祭 、ポルトガル音楽祭 などに招かれるなど、日本、欧州各地でソリスト、室内楽奏者として活動している。「イザイ無 伴奏ソナタ全曲」(フォンテック) 「Libesleid」(アート・ユニオン)等のCDをリリース。鷲見三郎、小林健次、江藤俊哉 、V.クリモフ、R.パスキエ、T.ブランディスの各氏に師事。また、N.ミルシュタイン、R.リッチ、I.スターンと、20世紀を代表するヴァイオリニストの指導を受ける。
ローラン・シャテル(ヴァイオリン)
1999年にパリ国立音楽院をプルミエプリを得て卒業後、アメリカへ渡り、ロマン・トーテンバークのもとで研鑽を積み、ボストン大学にて修士号を、ロングィー音楽学校にてアーティスト・ディプロマを取得する。 その後2000年から2002年までミルトン音楽学校で教えた後、ヒンガン交響楽団(ボストン)のコンサート・マスター を務めると同時にタンクレード・ピアノ三重奏団のメンバーとして活動するほか、室内楽奏者として様々なコンサートシリーズに出演、アメリカおよび欧州ツアーを行う。
2004年にフランスに帰国した後、現在までフランス放送響、パリ・オペラ座管弦楽団、パリ管弦楽団、アンサンブル・ マテウス、ルーアン歌劇場管弦楽団等のエキストラを務める傍ら、オペラ・ノマードのコンサートマスターを務めている。
ナゼ大橋 りつ子 (ヴィオラ)
幼少よりヴァイオリンをはじめ、14歳でヴィオラの音色に魅了され転向。東京芸大及び同大学院を経てパリ国立高等音楽院に留学、ブルーノ・パスキエ氏に師事。プルミエプリを 得て卒業後、パリ市高等音楽院修士課程で首席プルミエプリ及び審査員賞獲得。1994年以降、欧州を中心に各国でソロ、室内楽奏者と して活躍する傍ら、パリ・オペラ座管弦楽団、ベルン管弦楽団、ボルドー国立管弦楽団等でエキストラを務める。1999年から2002年までべナイム弦楽四重奏団のメンバーとして、M.ブルグ、A.ケフェレック、G.プーレ各氏他と共演、プロカルッテトプログラムにてW.レヴィン、H.メイヤー、アルバン・ベルグ弦楽四重奏団、R.シュミット(ハーゲン弦楽四重奏団)、ヴォグラー弦楽四重奏団などの指導を受ける。
室内楽を好み、2002年にナフェア弦楽五重奏団創立メンバーとなり、欧州、日本各地で公演。現在、サン・トゥアン地方音楽院およびエルモン地方音楽院常勤講師。
ジェレミー・ナゼ(ヴィオラ)
ヴィオラ奏者の 父の手ほどきでヴィオラを始める。モンベリヤー地方音楽院を経て、パリ高等音楽院にてブルーノ・パスキエ及びクリストフ・ゴーゲの各氏に師事してプルミエプリを獲得。ボルドー音楽院のタッソ・アダモプーロス氏のクラスで修士課程ソリ ストコースを首席卒業、ローザンヌ音楽院演奏家ディプロムコースで学ぶ。現在、サントゥアン地方音楽院講師ほか、パリ・オペラ座管弦楽団やフランス放送交響楽団で定期的にエキストラを務め、小澤征爾、ヴァレリー・ゲルギエフ、ピエール・ブーレーズ、ジョルジュ・プレートル、エリアフ・インバル、チョン・ミョンフン、ミッコ・フランク各氏などの指揮下で演奏。
室内楽に魅了され、特にヴィオラ二本の弦楽五重奏に興味を持ち、ナフェア弦楽五重奏団を結成。欧州、日本の各地で公演。
サラ・コルティナス (チェロ)
両親ともにヴァイオリニストという音楽一家に生まれ、チューリッヒ音楽院でW.グリマー氏の元で学んだ後、16歳 の時にアメリカへ留学し、ジュリアード音楽院にてH.シャピロ、D.ソイヤーの各氏に師事、学士号および修士号を取得。 その後インディアナ大学・ジェイコブス音楽院にてJ.シュタルケル氏に師事する。
ピアティゴルスキー・チェロ・フェスティヴァル、パールマン音楽プログラム(シェルター・アイランドNY)など数々の音 楽祭に参加し、S.イッサーリス、 L.クラレ各氏他の指導を受ける。
オランダ=アメリカ音楽協会チェロコンクール(シカゴ) C.プリエト国際チェロコンクール、O.クーセヴィツキー弦楽 コンクールで受賞する。またエマーソン弦楽四重奏団、I.パールマン、B.ブラバカー各氏と共演し、アリス・ターリ ー・ホール、ゲヴァントハウス・ライプツィッヒ、カーネギーホー ル等に出演するなど欧州、アメリカで室内楽奏者としても活躍している。